現実

全然眠れない。今日一日中寝てたからなんだけど、明日に響かないか不安だ。とはいえ眠れないのは事実なので仕方ない。

この3連休、珍しく大喜利をする予定がなかった。
関東で唯一大喜利会のあった土曜日に学生時代の友人の結婚式に行ってたからだ。

私は、休日といえば大喜利会かプロレス観戦、平日といえばお笑いライブを見にいくみたいな生活をしている。「自分の好きなことをやる」という方針に従ってたらこうなってしまったし、この生活が楽しくて満足していた。
関東の大喜利界隈は割とそういう人が多く、休日は全部趣味と大喜利に費やす、または自分の生活がある人も生活感を見せない印象がある。(そんなことをしてるのは男性ばかりなのだが、そういうのも私は考えないようにしていた。)
そういう空間に慣れてしまっていた私はあまりにも自身の生活と乖離した現実を突きつけられた。

友人の結婚式に出席するのは今回で11回目である。鴨川杯と一緒だ。大学の部活の同期はみんな呼んでくれるので、こんな数になった。未婚女性は残り私含め2人。中には子育てに奮闘している友人も数人いて、赤ちゃんの顔を見せてくれた。めちゃめちゃ可愛かった。

結婚式に出ると必ず「次はいつ会えるかな?」という話になる。どんどん削られている候補者と、その候補者にいつまで経ってもノミネートすらされない自分にいつも落ち込む。最下位なのはいいが一体何馬身離される気だという申し訳なさにさらに落ち込む。
二次会で仲間内だけになった。私がトイレに行ってる間に席替えがされていて、もう1人の未婚者が尋問されていた。婚約者と同棲を始めたと言う。
在学中は友達として大好きだと思っていたけど異性としても理想的だったなと今でも時々思い出す人が結婚したことも何気ない会話の中で知った。
結婚式の出席者には男性の友達もおり、未婚者はまだ結構いる。そのひとりが「〇〇くんに先を越されたら恥ずかしいよ」と言われていた。
私は転職したことしか聞かれなかったし、そんなイジりもされなかった。

友人が数人でサプライズプレゼントをしていた。私は知らなかった。個人的にすればよかったのに気が回らなくて申し訳ないなと思った。ご両親が挨拶に回ってきたときも、他の人はよく娘から話を聞いてますと言われていた。名乗らなかったからだと自分に言い聞かせている。唯一の高校・大学を通しての同級生だった。

元来の一人っ子気質な私は、嫌われることに非常に臆病になっていて、その分距離を置いてしまう。好きなこともまあひとりで楽しめるし、その場その場で知り合いを見つけていくという方法を自然にとるようになっていた。同性異性問わずボディタッチのような親密なコミュニケーションはほぼできないし、何気ない話題の中心になることはない。聞かれたらなんでも話すけど、聞かれないから話さない。

とにかく、この休日でパラレルワールドから現実に引き戻された感覚があった。人生が終わってしまう危機感を感じた。

帰りの新幹線、私は危機感を感じながら、ボケクエの結果を待ちきれずリロードし続けていた。

大喜利は今が1番楽しいし、これからもっと楽しくなると思っている。今が1番楽しくなったことについても書きたいと思ってたんだよな。大喜利が楽しい1番の理由は疲労の軽減と睡眠の増加だと思う。転職を機に引っ越してから格段に安定した回答が出せるようになったから。睡眠の増加…本当にもういい加減寝なくては…